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ペットにも介護施設ができている理由

日本は高齢化社会を通り越し、超高齢化社会へと突入しています。仕事を辞めてからの老後の時間が長くなったことから、家の中にこもっていてはいけないという理由で、毎日散歩に連れていく必要がある犬を飼い始める人も少なくありません。けれど、犬も動物医療が進化し、最近では15歳以上まで生きる子がほとんどです。65歳で定年退職してから犬を飼うとなると、愛犬を送る時には80歳になっている計算になります。小型犬ならまだしも、運動のためにと大型犬を選ぶ人も少なくなく、そうなると、だんだんと世話をする体力がなくなっていき、それと共に愛犬も年老いて弱ってきます。双方が弱ってきたときに誰が世話をするのかをしっかり考えないと、運動不足や家にこもることを避けるために犬を飼うという発想は、ちょっと無理があります。

実際のところ、人向けに有料の老人ホームが多数出来ているのは、介護が必要になった配偶者、あるいは老親の面倒を見ることができないという理由から、預ける人が多いためです。ペットの世話をする人が老人ホームに入居することになれば、誰かがペットを引き取らなくてはなりません。引き取ってくれる人がいればいいですが、誰もいなければ保健所行きになる子も珍しくありません。そこで最近はペットにも、老人ホームと同じ、老犬ホームという施設が登場してきました。飼い主が高齢になり、面倒を見るのが大変になってしまった大型犬や、小型犬であっても、自分自身が入院しなければならないなどの理由で、施設に預けに来る人が増えています。まだまだこういった老犬ホームは数が少ないものの、保健所に連れて行くにはしのびないという人にとっては、心の救いとなる場所です。

定年退職後に犬を飼うというのは、老後を楽しく過ごすための楽しみの一つになりえます。実際のところ、愛犬がいるおかげで散歩のために外に出ますし、同じ愛犬家同士、話をする機会もできます。散歩だけでなく、ごはんをあげたり、排泄の片づけをしたりと、やることを作ってくれる愛犬の存在は、定年退職後は何もすることがなく、一気にぼんやりした毎日を過ごすことで認知症になってしまうのを防いでくれるでしょう。愛犬を迎えたことが、自分が先に逝ってはいけないと肝に銘じ、日々を健康に過ごす原動力にもなります。とはいえ、いつ、何が起こるかわからないことから、もしもの時に愛犬を預かってくれる施設があるかどうかを調べてから、愛犬を迎えると安心です。備えあれば患いなしで、しっかり調べておけば、飼い主も愛犬も施設のお世話にならずに過ごせるのではないかと思われます。

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